Japan-America Discussion Group
PRESS RELEASE - プレス・リリース

タブーなテーマを日本人とアメリカ人が熱く討論
サードカルチャーとしての新たな考え方を日本へ発信
http://www.FREEDOM-unLTD.org/JDG
日米精神文化交流を掲げ2008年夏アメリカ、サンフランシスコで発足したFREEDOM-unLTD(主宰:横田慎矢)の企画でJapanese Discussion Group – “Taboo” (日本語ディスカッション・グループ – タブー)が開始された。2009年1月に第10回を迎えた同グループは、日頃あまり人と話さないタブーなテーマを中心に、日本人とアメリカ人が毎月2度集まって日本語で熱い討論を繰り広げている。
< 人種差別、ゲイ・マリッジ、戦争、セックス、死、ドラッグ…タブーな話題で日米討論 >
日本人の私たちがアメリカで住み、日本とはまったく違った文化や考え方を体験することは日本という限られた視野の中で育まれた今までの先入観や、価値観を根底から覆す経験であったりする。そういう刺激の強いアメリカの日々の生活の中で私たちはいろいろ考える。食べ物のこと、会社のことといった日常の話題は誰とでも気軽に話すことができる、しかし差別、宗教、ゲイ…といった繊細な話題となるとなか話せる場は見つけにくい。増してや、日本語で、となると更に難しい。Japanese Discussion Group はまさにその場を提供する。
Japanese Discussion Group の通常の進行は、何か話したい話題を持つ人の中からモデレーター(司会者)が選出され、事前に資料とディスカッションの素となるいくつかの質問を用意する。参加者はモデレーターの進行に沿って自由に発言をする。モデレーターはまさにオーケストラの指揮者と言えるだろう。毎回違ったモデレーターの指揮で、毎回違ったディスカッションとなり、さまざまの意見がさまざまの形となって結晶化する。
日本語のディスカッションでありながら日本語の話せるアメリカ人を含め、毎回さまざまの世界に携わる人たちが10人から15人くらい集まり意見が飛び交う。現在コアメンバーは約10人、内3人がアメリカ人である。貿易、アート、IT、金融、学生などそのバックグラウンドはさまざまだ。開催場所はメンバーの自宅や、天気のいい夏の間は公園などでも開催している。今年はリクリエーションを兼ねて野外キャンプでキャンプファイアーを囲んでのオフ・ディスカッション・グループも企画中である。
各ディスカッションの内容は、ほぼ前回にわたって録音されておりアーカイブとなっている。今後はこの記録を文章やインターネットを使用し、日本とアメリカ両方のエッセンスをもったサードカルチャーな思考として日本へ向けて発信していこうと考えている。